【完全保存版】インスタグラムビジネスプロフィール運用のすべて

インスタグラム 運用

2017年の流行語大賞に「インスタ映え」が選ばれるなど、私たちの生活に根差した存在となりつつあるインスタグラム。

2017年10月には2,000万人だった国内ユーザー数は1年間で900万人も増加し、今なお衰えぬ人気を誇っています。

10~30代の女性から圧倒的な支持を集め、エンゲージメント(※)率が高いことでも知られるインスタグラム。そんなインスタグラム人気を利用しようと、企業アカウントを開設したり、店舗や会場にインスタ映えスポットを設置して来場率を高めようとする試みも多くなされています。
※エンゲージメント:「いいね」や「コメント」、「フォロー」など、投稿に対する何かしらの反応のこと。

今回は、工務店ですぐに使えるインスタグラムを最大限活用するために必要な「ビジネスプロフィール」の開設方法と、その運用の極意をおまとめしました。

これからインスタグラムを勉強しようと思っているWEB担当者さん必見です!

インスタグラムの最新利用動向

2014年には国内ユーザーが400万人前後(※)だったインスタグラムですが、2015年を境にユーザー数が急増。2017年の流行語大賞獲得をきっかけに、さらにユーザー数を伸ばし、2018年現在では2,900万人ものユーザーがインスタグラムを利用しています。
※:2015年の公式発表「ユーザー数は1年前から倍増(発表時点のユーザー数は810万人)」より。

これに伴い、「ビジネスプロフィール」を利用し、インスタグラムをビジネスに活用する企業も大きく増加しました。その数は2016年時点で1万社(全世界での総数)を突破していましたから、現在ではさらに数を増やしていることでしょう。

インスタグラムの公式発表によると、インスタグラムアカウントのうち、実に80%以上がビジネスプロフィールをフォローしているとのことです。これは、ビジネスプロフィールが「企業のアカウントだから」といって敬遠されるわけではなく、その投稿内容が受け入れられていることの証拠であるといえるでしょう。

まずはビジネスプロフィールについて知ろう

そんなビジネスプロフィールですが、具体的にどんな特徴があるのでしょうか。一般的な個人アカウントとは何が違うのでしょうか。この段落では、ビジネスプロフィールのメリット・デメリットについておまとめします。

ビジネスプロフィールのメリット

2016年8月に登場した「ビジネスプロフィール」には、大きなメリットが5つあります。

①詳細なインサイトデータを確認することができる
②利用者が企業に直接コンタクトを取れる
③店舗の位置情報を設定できる
④過去の投稿を広告として出稿することができる
⑤無料で利用できる

順に詳しくご説明いたします。

①詳細なインサイトデータを確認することができる

一般的なインスタグラムアカウントでは、投稿に対する「いいね」と「フォロワー」の数しか見ることができませんでした。これでは、各投稿への反応の良し悪しは分かるものの、それ以上の分析は難しいですよね。

そこで役立つのが、ビジネスプロフィールを設定することで利用できる「インスタグラムインサイト」です。どういったデータを閲覧できるのか、具体的に見ていきましょう。

■インスタグラムインサイトで閲覧できるデータ
・インプレッション数 :すべての投稿が表示された合計回数
・リーチ :投稿を閲覧したユニークアカウント数
・エンゲージメント(アクション数):投稿に「いいね!」、「コメント」、「フォロー」、「保存」などのアクションをしたユニークアカウントの総数
・プロフィールビュー :ビジネスプロフィールの閲覧数
・保存 :投稿を保存したユニークアカウント数

▼フォロワー数が100以上になると閲覧可能
・オーディエンス :フォロワーの性別、年齢、位置情報、アクセスの時間帯

▼ビジネスプロフィール上で項目を設定していると閲覧可能
・ウェブサイトクリック数 :設定したウェブサイトURLのタップ数
・[道順を表示]のクリック数:設定した[道順を表示]のタップ数
・メールアドレスのクリック数:設定したメールアドレスのタップ数

 

これまでは「いいね」の数でしか投稿内容を評価することができませんでした。

インスタグラムインサイトを使うことによって、

  • 投稿が見られているのに反応が上がっていないのか
  • 投稿自体が見られていないのか

を判断することが可能になります。

フォロワー数100人以上という縛りはあるものの、ユーザーのオーディエンスを確認できるのも嬉しいポイント。

ユーザーの性別や年齢を知ることで、反応のいい投稿内容を検討しやすくなりますし、アクセスの時間帯を見ることによって、どの時間帯に投稿すればより効率的にリーチできるかを判断しやすくなります。

定期的にデータを見直すことによって、今の投稿内容・頻度・時間が適切かどうかを振り返るといいでしょう。

なお、インスタグラムインサイトはスマホアプリからのみ閲覧可能となっていますのでご注意ください。

PCでインサイトデータをCSVダウンロードできるとより分析しやすいのですが、2018年12月時点では不可となっています。

②利用者が企業に直接コンタクトを取れる

③店舗の位置情報を設定できる

ビジネスプロフィールには「電話番号」と「メールアドレス」といった連絡先に加え、実店舗の位置情報を設定することができます。

投稿内容を見てアカウントに興味を持ってくれたユーザーが、気軽に問い合わせしたり、店舗の位置情報を知ることができる。

シンプルな機能ですが、ぜひとも押さえておきたいポイントです。ビジネスプロフィールに切り替えた際には、漏れなく登録しておきましょう。

④過去の投稿を広告として出稿することができる

インスタグラムの投稿内容は、基本的にはフォロワーに対してしか表示されません。

投稿にハッシュタグをつけていれば、能動的にハッシュタグ検索をしているユーザーにも表示されますが、タイムラインを眺めているだけのユーザーにはアプローチすることができません。

すでに十分なフォロワーがいるならともかく、これから新しいファンをたくさん獲得していきたい!というときにこれでは不十分でしょう。

そんなときに使えるのが、この「投稿の宣伝」機能。簡単なステップを踏むだけで、過去の投稿を広告として宣伝することができるんです。

■広告の設定方法
1.広告に使用したい投稿を選ぶ
2.実行したいアクションを選択する
 └『プロフィールやウェブサイトへのアクセスを増やそう』
 └『近隣エリアにいる人にリーチしよう』
3.アクションボタンを選択する
 └『詳しくはこちら』
 └『購入する』
 └『予約する』
 └『他の動画を視聴』
 └『アカウント登録』
 └『お問い合わせ』
4.オーディエンスを設定する
 └地域
 └興味関心
 └年齢
 └性別
5.予算・出稿期間を設定する

広告の設定は非常にシンプルで、広告出稿のために規定サイズのバナーを作成したり、広告文を考えるといった面倒な作業をする必要がありません。

過去に反響があった投稿を活用すると、より広告効果が高まることが期待できるため、インスタグラムインサイトで反応の良かった投稿を探すといいでしょう。

⑤無料で利用できる

これだけの機能を無料で利用できるというのが、ビジネスプロフィール最大の魅力です。

いくらたくさん機能が備わっていても、高い月額費用がかかってしまってはなかなか活用機会が得られませんが、無料だと気軽に試すことができます。

 

ビジネスプロフィールのデメリット

魅力がいっぱいのビジネスプロフィールですが、個人アカウントから切り替えることで一部制限されてしまう機能もあります。念のため、切り替え前にはデメリットもしっかり把握しておきましょう。

①非公開アカウントでは利用できない
②ビジネスプロフィールと紐付いているFacebookページでしか投稿をシェアできない

②について、どうしても別のFacebookページでインスタグラムの投稿をシェアしたいという場合、一度個人アカウントに切り替えたうえでシェアするという手段もありますが、個人アカウントに戻した時点でインサイト情報がリセットされてしまうので注意が必要です。

ビジネスプロフィールへの切り替え方

①「…(オプション)」をタップし、「ビジネスプロフィールに切り替える」をタップ
 ※非公開アカウントに設定している場合は先に解除しておきましょう。
②「Facebookにリンク」にて紐付けたいFacebookアカウントを選択
③「プロフィールのカテゴリを選択」にてビジネスと合致するカテゴリを選択
④「ビジネスプロフィールを設定」にてメールアドレス/電話番号/住所のいずれか(複数設定も可)を入力し、「完了」をタップ
⑤アカウントのトップページに④で設定した連絡先が表示されていたら成功

少し前まで、インスタグラムのビジネスプロフィールを利用するにはFacebookページが必須でしたが、現在はFacebookページがなくとも利用可能となっています。

Facebookページなしでビジネスプロフィールを開設したい場合は、②の手順の際、ページ下部にある「スキップ」をタップするといいですよ。

ビジネスプロフィールへの切り替えはスマホからのみ対応しています。

また、ビジネスプロフィールに切り替えても、PCからは連絡先が確認できませんのでご注意ください。

インスタグラムは毎日の運用が大事!ファンを育成する極意とは

ビジネスプロフィールについて詳しくおまとめしてきましたが、いよいよここからが本題です。

インスタグラムの肝ともいえる日々の運用についてお話していきます。

  • プライベートでもインスタグラムを利用しているから、基本的な使い方は分かっている。
  • ビジネスプロフィールでも同じように投稿すればいいんでしょう? 

……その考えは、大きな間違いです。

実は、ビジネスプロフィールでしっかりファンを育成するためには、事前に決めておくべき4つのルールがあるんです。

①アカウントのKGI・KPIを決める

KGI(Key Goal Indicator):マーケティングの結果果たすべき最終目標
KPI(Key Performance Indicator):KGIをクリアするために適宜果たすべき過程の目標
KGI・KPIについては以前の記事で詳しく説明しているので、そちらも参考にしてくださいね。

ひとまず、この記事では「KGI=最終目標」、「KPI=過程の目標」と認識していただければ問題ありません。

インスタグラム運用における最終目標・過程の目標と聞いても、すぐにはピンとこないかもしれません。いくつか例を挙げてみましょう。

■最終目標の例
・ブランドの認知度を高める
・ブランドのファンを育成する

・ウェブサイトへの流入数を増やす など…

■過程の目標の例
・1投稿あたりへのコメント数を○件まで増やす
・1投稿あたりへの「いいね」数を○件まで増やす
・アカウントのフォロワー数を増やす
・設定しているメールアドレス経由での問い合わせ数を増やす
・提唱している独自ハッシュタグの投稿数を増やす など…

例えば、

  • コメント数を増やしたければ、ユーザーの体験談や意見を募る投稿
  • 「いいね」数を増やしたければ、目を惹くフォトジェニックな投稿

を心掛ければ良いでしょう。

フォロワー数を増やしたければ、応募条件に「アカウントのフォロー」が含まれるキャンペーンを定期的に打つのが効果的です。

最終目標さえ定まっていれば、過程の目標は複数設定しても構いません。

ただし、あまり欲張りすぎてしまうと、結局投稿の方向性がブレてしまいかねないので注意しましょう。

②ターゲットのペルソナを明確にする

通常のプロモーションを打つとき同様、インスタグラムの運用においてもペルソナの設定が必要です。年齢・性別はもちろん、家族構成や職業、興味関心などまで、可能なかぎり深く落とし込みましょう。そうすることで、反応率の高い投稿内容や、ユーザーがタイムラインを見ている時間帯を想定しやすくなります。一緒に例を考えてみましょう。

初めてマイホームを購入する年齢は、30代後半から40代前半に集中しています。また、マイホーム購入のきっかけとして挙げられる理由の多くは、結婚や出産といった大きなライフイベント。そこで、基本的なペルソナを「38歳、既婚(子供二人:4歳、6歳)、食品メーカー勤務」としましょう。

インスタグラムは30~50代男性にも大人気。仕事関係の人とつながっていることも多いFacebookやTwitterとは違い、気楽に楽しめるという点がその人気の理由です。そのため、インスタグラムは完全に趣味のアカウントとして利用していることが想定されます。38歳の男性であれば、贔屓のサッカー選手のアカウントをフォローしていたり、憧れの車ブランドやカメラブランドの投稿をチェックしているのではないでしょうか。

こうしたことを綿密に考え、普段どういったアカウントを見ているのか、どのような投稿に惹かれるのかを明確にしていきましょう。

なお、ペルソナを考える際にはインスタグラムインサイトの「オーディエンス」を利用することをおすすめします。実際にアカウントを見ているフォロワーのインサイトが分かるので、ターゲットとするべきペルソナの参考になりますよ。

③アカウントの世界観を設定する

「アカウントの世界観」とは、すべての投稿内容に共通するテーマのこと。これがしっかり設定されていないと、アカウント全体の印象が雑多になってしまい、伝えたいメッセージがユーザーに届かない可能性が出てきます。

また、アカウントの世界観がブレていると、せっかくのフォロワーが途中でフォローを解除してしまう恐れも……。

たとえば、「おしゃれな注文住宅でのライフスタイル」の投稿に惹かれたユーザーは、「施工会社の選び方」や「注文住宅の施工費用例」といった具体的な投稿にはまだ興味がない可能性があります。さらに、商売っ気を感じさせるこうした投稿は、どうしてもユーザーには敬遠されがちです。

フォロワーを顧客に育てたい、という気持ちはよく分かりますが、この場合、インスタグラムの役割はあくまで「おしゃれな注文住宅でのライフスタイル」を発信することと割り切ることが大切です。

④写真をおしゃれに加工する

「インスタ映え」という言葉が流行するほど、おしゃれに加工された写真がたくさん投稿されているインスタグラム。そんななかでユーザーに目を留めてもらうためには、写真の加工技術が必要不可欠です。

もちろん、インスタグラム内でも写真を加工することができますが、より高い完成度を求めるのであれば、写真加工専用のアプリなどを利用することをおすすめします。今はスマホアプリでも簡単におしゃれな写真加工ができてしまいますから、気になるものをいくつか試してみてはいかがでしょうか。

どのような投稿がユーザーに響くのかを知るためにも、人気の高い投稿を見て勉強するのもいいでしょう。こうした日々の努力の積み重ねが、ビジネスプロフィール運用の精巧に繋がるのです。

さいごに

今回の記事では、インスタグラムのビジネスプロフィールについておまとめしました。

いかがでしたか?基本的な内容から日々の運用方法まで詰め込みましたので、ビジネスプロフィールの開設をご検討中の方は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。