営業活動の可視化で追客漏れが無い仕組みを実現!「KASIKA」を活用した管理方法とは

- 課題
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- Excelでの手動顧客管理で抜け漏れが発生
- 営業担当者のフォロー状況が把握しづらかった
- 買主への継続フォローが後回しになっていた
- 解決策
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- 「KASIKA」で営業管理と顧客管理を一元化
- 顧客ステータスの段階分けで対応状況を可視化
- アンケートや希望条件に合う物件情報を自動送付
- 効果
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- 営業活動量が担保できるようになった
- 中長期顧客を継続フォローできるようになった
- 社内での顧客情報の共有がスムーズになった
株式会社住まいナレッジ様は、大阪市西区を拠点に、築20年以上の中古住宅に特化した売買仲介やリフォーム提案を行う不動産会社です。
古くなった住宅に対しても、構造・修繕・ローン・広告・リフォームといった多角的な視点から価値を見出し、既存住宅の本来の魅力を引き出すことで、お客様にとっての「安心できる住まい選び」を支援しています。また、専門知識をもつアドバイザーが、調査・提案・資金計画までワンストップで対応しており、売主・買主の両方から高い信頼を得ています。
そんな同社が顧客管理や営業活動に抱えていた課題、そして「KASIKA」の導入によって得られた改善・効果とはどのようなものだったのでしょうか。
人力の顧客管理の手間を削減するために、ツール活用・ルール化・自動化を実現した「KASIKA」の活用事例を、ぜひインタビューでご確認ください。
ー貴社の抱えていた営業課題を教えてください。
手作業によるExcelでの顧客管理と営業管理には限界があり、情報の抜け漏れやフォロー状況の把握に課題を感じていました。
創業当初から「KASIKA」を導入するまでの間は、一括査定サイトなどを通じて寄せられるお問い合わせに対し、1件ずつ、Excelに手入力で情報を管理していました。架電対応の履歴などもすべて記録していたのですが、対応件数が増えるにつれて作業の負担が大きくなり、次第にフォロー漏れや記録の抜けが発生するようになってしまいました。
さらに、担当者ごとに入力のタイミングや内容にばらつきがあったことで、「このお客様に何回電話したのか」「誰がどこまで対応していたのか」が分からなくなるケースもありました。
こうした状況が続くなかで、「情報を一元管理し、社内で共有しやすい仕組みが必要だ」と感じるようになったんです。
ー『KASIKA』を導入したきっかけ・決め手を教えてください
以前、不動産業界の別の会社に所属していた際に顧客管理ツールを活用していた経験があり、その便利さを実感していました。そうしたツールに慣れていたこともあり、弊社でも同じような機能を備えた顧客管理ツールを導入したいと考え、複数のサービスを比較検討しました。
その中で出会ったのが、MA(マーケティング・オートメーション)ツールである「KASIKA」です。「KASIKA」は、自動追客メールの文面を自由に作成できることや、営業進捗ステータスの名称をカスタマイズできることなど、運用面での柔軟性が非常に高く、自社にフィットした形で活用できる点に魅力を感じました。
特に、自動メールが冷たくなりがちなツールが多いなかで、「KASIKA」は“人の言葉”で届けられる感覚がありました。自社の営業スタイルに合わせて、細かい部分まで柔軟に調整できることが、導入の決め手になりました。
ーどのように『KASIKA』を活用していますか?
「KASIKA」は単なる顧客管理ツールではなく、営業活動の可視化と効率化を実現する“社内の共通ルール”として活用しています。
たとえば「お客様一人につき最低10回以上の架電を行う」という追客ルールを設け、それに沿って営業ステータスを細かく分類しています。現在は「架電1回目」「架電3回目」「訪問査定」など、10段階以上に分けており、どのお客様に・どこまで対応したかが一目で把握できるようになっています。
ステータスは社内でも共有しやすく、毎週の営業ミーティングでは「各担当が今何件架電しているか」「目標に対して何件不足しているか」といった進捗を確認・振り返る際にも活用しています。
電話がつながらない場合は、「KASIKA」からショートメッセージを送ったり、条件で絞り込んだうえで一斉にメールを配信するなど、対応の幅も広がっています。特に一斉配信は、従来のように1件ずつ手作業で送る必要がなく、状況に応じたテンプレートで素早くアプローチできるため、大きな負担軽減になっています。
また、もともと弊社では売却案件の対応に注力していたこともあり、買主への継続フォローが後回しになってしまうケースも少なくありませんでした。限られたリソースの中で物件情報を継続的に送る体制が整っておらず、「最初に資料を送ったままフォローが途絶えてしまう」といった課題もありました。
そのような状況で役立っているのが、「レインズに掲載された新着物件を自動で取得し、お客様にメールで送付できる機能」です。お客様の希望条件に合った物件があれば「KASIKA」が自動で情報を取得しメールで送信してくれるため、営業担当が手作業で情報を探さずとも最新情報をタイムリーに届けられる体制ができました。
買主への継続的な自動アプローチが可能になったことで、お客様への提案量が増え、追客体制を強化できていると感じます。
ーどのような成果・効果・変化を感じていますか?
「KASIKA」を導入してからもっとも大きな変化は、「お客様の動き」が見えるようになったことです。
以前は、過去に査定対応をしたお客様の中で連絡が取れなかった方へのフォローが手薄になりがちでしたが、導入後はメール開封や査定書の閲覧通知などがリアルタイムで把握できるようになり、たとえば半年前に反応がなかったお客様が再び動き始めた、といったサインもすぐにキャッチできるようになりました。
さらに査定書送付後や中長期顧客に自動でアンケートが配信されており、査定書の感想や売却を検討している、などの回答が定期的にあります。
実際、そうした“再反応”をきっかけに架電し、訪問査定につながったケースも複数あり、以前は取りこぼしていたお客様をフォローできている実感があります。
また、営業活動の可視化も進み、電話件数やメール送信数などが数値として見えるようになったことで、各営業担当が行動量を意識しながら動けるようになりました。営業行動の振り返りも、データに基づいて客観的に行えるようになった点は、大きな成果だと感じています。
さらに、新人スタッフにとっても「KASIKA」は使いやすく、過去の対応履歴や現在のステータスが一目で確認できるため、お客様の引き継ぎもスムーズに行えています。担当が変わっても、お客様の状況や温度感が正確に伝わる環境が整い、社内全体の対応品質の向上にもつながっています。
ー『KASIKA』のサポート体制についてはいかがでしょうか?
「KASIKA」のサポート体制には、とても満足しています。
導入初期は、操作に慣れていないこともあり、不安や戸惑いも少なからずありました。ただ、毎月の定例ミーティングで丁寧にサポートいただけたことはもちろん、それ以外のタイミングでも連絡すればすぐに対応してくださるので、安心して活用を進めることができました。
特にありがたかったのは、「こういう文面を追加すると反応が良くなりますよ」といったメール施策を積極的に提案いただけたことです。こちらが相談する前に、活用方法をどんどん提案してくださったので、運用の幅が自然と広がっていきました。
当初は「とりあえず使う」状態だった機能も、サポートの提案を受けながら工夫を重ねることで、より自社に適した形へと洗練されていきました。
初期段階だけでなく、導入後の継続的なサポートがあることで、「KASIKA」は“使えるツール”から“成果につながるツール”へと変わっていったと感じています。
ー『KASIKA』はどのような会社様におすすめできると思いますか?
「KASIKA」は、営業体制の大小にかかわらず、ルールに基づいて顧客対応を管理していきたい会社におすすめできるツールだと感じています。
たとえば、少人数で営業を行っている会社であれば、電話やメールの対応を効率化しながら抜け漏れなく顧客管理ができる点が魅力です。限られたリソースの中でも、「KASIKA」を活用すれば一定の質を保った追客ができると思います。
一方で、営業人数が多い会社にとっても、「KASIKA」は有効だと思います。担当者ごとの対応状況や行動件数が可視化されるので、誰が・どこまで対応しているかを把握しやすく、チーム全体の営業活動を統一していくうえでも役立ちます。
特におすすめしたいのは、「社内に営業ルールはあるけれど、うまく徹底できていない」といった会社です。弊社も「1人あたり最低10回架電する」というルールを「KASIKA」上で運用しているのですが、進捗がステータスで明確に管理できるため、社内でのルール徹底がしやすくなりました。
業務の効率化と標準化に本気で取り組みたい会社にとって、「KASIKA」は心強い味方になってくれるはずです。
ありがとうございました。
クライアント担当者

星野
大手不動産仲介会社で売買仲介営業担当として従事した後にCocoliveへ入社。これまでKAISKAを通じて住宅・不動産・リフォームと、累計100社様以上の成果創出と業務効率化の支援実績。メールマーケティングのみならず、お客様の課題に合わせて集客や営業領域など多岐に渡るサポートを行う。