3週間で40件超の再反響!マッチングメールで中長期顧客を掘り起こし

- 課題
-
- 外部ツールが複数あり社内に浸透しなかった
- 営業担当者同士で施策や送信内容の共有が不十分だった
- 中長期顧客へのフォロー体制が整備されていなかった
- 解決策
-
- 外部ツールから「KASIKA」へ顧客管理を一本化
- レインズから物件情報を取得し顧客に合った物件概要を送付
- 顧客一覧での「色付き表示」で見込み度の高い顧客を即把握
- 効果
-
- 中長期顧客案件が全体の3割を占めるまでに増加
- 新機能を活用し3週間で40件以上の問い合わせを獲得
- 新人教育や営業スキル向上に活用できる仕組みを構築
ME不動産西東京株式会社様は、埼玉・東京の首都圏を中心に、豊富な情報量と確かな提案力でお客様の住まい探しや不動産の売却など、住まいと不動産の売買に関わるあらゆるサービスを提供している会社です。
「くらしを楽しむ世の中を、もっと」という企業理念のもと、お客様との信頼関係を第一に考え、きめ細やかな対応と迅速な提案を大切にすることで、売主・買主双方から厚い信頼を獲得してきました。
そんな同社が既存システムや社内連携に抱えていた課題、そして「KASIKA」の導入によって生まれた改善・効果とはどのようなものだったのでしょうか。
分散管理からの脱却により、営業担当者全体の追客レベル向上を実現した同社の活用事例を、ぜひインタビューでご確認ください。
ー貴社の抱えていた営業課題を教えてください。
「KASIKA」を導入する前は、追客や顧客管理にいくつかの課題がありました。
まず、当時は外部の顧客管理システムとメール自動配信サービスを併用していたのですが、両者がまったく連携していませんでした。そのため「どんな内容を送ったか」「どんな反応があったか」が顧客管理画面には反映されず、営業担当者がメール配信の成果を正しく把握しづらい状況でした。 なかには、メール配信の存在自体を知らない営業担当者もおり、せっかくの施策が十分に共有されず活かされないこともありました。
さらに、配信内容や反応を確認するためには複数のツールを切り替える必要があり、現場では業務の手間が増えて効率が下がっていました。その結果、最新の情報をめぐって営業担当者間で認識のずれが生じ、共有のスピードにも影響が出ていました。
こうした状況から「すべてを一元管理できるシステムが必要だ」と考え、新たに導入することを検討し始めました。
ー『KASIKA』を導入したきっかけ・決め手を教えてください。
私が以前別店舗で「KASIKA」を使った経験があり、その利便性を知っていたことが大きなきっかけです。
営業ではお客様へのアプローチはスピードが重要です。「KASIKA」なら顧客情報、追客履歴、送信したメールの内容まで同じ画面で確認できるため、次の一手がすぐに打てます。
さらに、顧客一覧の表示機能は見込み度の高いお客様を直感的に見つけやすく、営業担当者が動くきっかけにもなります。自動メールの反応があれば、すぐに電話やメールでフォローするという流れを自然につくり出せる点も魅力でした。
加えて、必要な機能を揃えながら既存システムよりもコストを抑えられる点も決め手でした。多機能かつ低コストで、現場の負担を減らしつつ成果を出せると判断し、導入を決めました。
ーどのように『KASIKA』を活用していますか?
弊社では、「KASIKA」を追客活動の効率化のためにフル活用しています。
なかでも特に重宝しているのが、2025年7月に導入した「マッチングメール(物件配信メール)」です。レインズに掲載された新着の物件情報を取得して、お客様の希望条件に合った物件概要を自動でメール送付してくれる新機能で、以前は外部サービスを利用していました。しかし、送信状況を確認するには専用サイトへ都度ログインする必要があり、営業担当者が日常的にチェックするにはハードルが高いものでした。
その点「KASIKA」では、日常的に利用する顧客管理画面上で「どのお客様にどんな物件概要を送ったか」「その反応がどうだったか」を一目で把握できます。例えば、マッチングメールを受け取ったお客様が開封したタイミングで通知が届くので、営業担当者がすぐ電話フォローにつなげることができ、商談のきっかけを逃さない流れができました。従来の外部ツールは“送って終わり”でしたが、反応が見えることで次のアクションへつなげられるのが大きな魅力です。
さらに「KASIKA」ではメール履歴もすべて顧客管理画面に集約されます。「誰にどんなメールを送ったか」「その後どんな反応があったか」まで確認できるため、効果検証や情報共有も容易になりました。実際、ひと月に1万件近く配信する営業担当者もおり、その取り組みや反応データを社内で共有することで、効果的な文面や配信タイミングを学び合える仕組みが自然に生まれています。
ーどのような成果・効果・変化を感じていますか?
「KASIKA」導入後は、営業活動の効率や成果に目に見える変化がありました。
なかでも大きな成果を生んでいるのが、「マッチングメール(物件配信メール)」です。導入直後に約400件の希望条件を登録し、自動で条件に合った物件概要を送り始めたところ、わずか3週間で40件以上の再反響を獲得しました。この機能は一人ひとりの希望条件に合った情報だけを届けられるため、お客様との会話が生まれやすく、追客がスムーズに進むメリットがあります。実際に営業担当者がこの情報をもとに提案トークを組み立て、商談に結び付けるケースも増えています。さらに、希望条件に沿った情報提供は接客の質向上や配信停止の抑制にもつながり、関係維持にも貢献しています。
こうした自動配信メールの仕組みに加え、日常的なメール配信の履歴を「KASIKA」で一元管理できるようになったことも大きな変化です。お客様への配信結果や反応がすべて蓄積されるので、他の営業担当者の工夫を参考にしたり、自分のやり方を見直したりするきっかけになっています。その結果、営業担当者同士が学び合える仕組みが社内に根付き、育成や引き継ぎにかかる時間も大幅に短縮されました。
さらに、メール開封やクリックといった反応データをもとに素早いフォローができるようになり、中長期顧客からの掘り起こし案件が着実に増えています。実際、先月はアポイント全体の3割が中長期顧客からで、反響率も向上しました。今後はマッチングメールの条件精度をさらに高め、中長期顧客との長期的な関係構築に一層力を入れていきたいと考えています。
ー『KASIKA』のサポート体制についてはいかがでしょうか?
「KASIKA」のサポート体制には、とても満足しています。
たとえば、導入時に基本的な使い方や操作方法についてわかりやすい研修を開催してもらえたので、全員が同じスタートラインに立てました。このようなデジタル系のツールは、最初のとっかかりが肝心だと思っているため、導入時に研修を受けられたことが大きな安心材料になりました。
その後も、専任担当の方から定期的に連絡をもらえていますし、こちらから気軽に問い合わせできる環境が整っているのも安心感につながっています。実際、前任者から現在の担当者へ変わった際もスムーズに引き継ぎがされていたため、やり取りにストレスを感じたことはありません。
また、こちらが気付いた細かい改善点にもきちんと耳を傾けてもらえるのが嬉しいです。以前、物件種別の表示に違和感がある件を報告したところ、他社では気付かれていなかった不具合だったにもかかわらず、迅速に修正対応してくれました。このように、細かな点でも真摯に対応してくれる姿勢は、安心して任せられる大きな理由です。
ー『KASIKA』はどのような会社様におすすめできると思いますか?
会社規模にかかわらずおすすめできるツールだと感じています。
少人数の会社であれば、手が回りにくい中長期顧客の追客活動やメール配信を自動化できることが大きな強みになります。一方で、人数の多い会社であれば、営業担当者同士で追客のノウハウや履歴を共有できる点が魅力です。
特に、一定以上の人数がいる会社では、自分とほかの営業担当者の取り組みを比較することができるため、「あの人はこんなメールを送っているんだ」「こういうタイミングで電話しているんだ」といった気付きが得られることで、自分のやり方を見直すきっかけにもなります。
チームで顧客情報や追客履歴を共有しながら営業力を高めたい会社にとって、間違いなくフィットするツールだと思います。便利さはもちろんのこと、チーム全体で営業活動を磨き上げられる仕組みが手に入るのは、「KASIKA」ならではの価値ですね。
ありがとうございました。
クライアント担当者

目黒
不動産仲介会社様を中心に、KASIKAの運用支援や伴走型のカスタマーサクセス業務に従事。
リクルートSUUMOカウンターでのキャリアを活かし、架電数のマネジメントやトーク設計、提案内容の磨き上げなど、現場に即した営業アプローチの支援も可能。
これまでに培った業界知識・営業経験をもとに、顧客一社一社のニーズに寄り添いながら、最適な活用方法と成果創出をサポートしている。