SEOの基本!コンテンツマーケティングで行うべきキーワード設計とは

コンテンツマーケティングを考える上で、SEOは必要不可欠
これは、当サイトでも何度も繰り返しお伝えしていることです。

SEOにおいて、効果的な内部リンク設計が重要であることは、以前「賢い内部リンク設計が SEOに効く!今すぐ実践したいそのやり方とは」で説明したとおりです。これと併せて大切なのが、「キーワード設計」です。
今回は、SEOの基本中の基本である「キーワード設計」に的を絞り、

  • なぜキーワード設計が重要なのか
  • どのようなキーワードを選ぶべきなのか

など、その意味や選定方法について詳しくご紹介していきます。
[kanren id=”947″]

キーワードを選定する意味

[say name=”Cocolive 手塚” img=”https://cocolive.co.jp/newsite/wp-content/uploads/2019/03/97b620e0db1335a30d2fb9333aa91329.jpg”]まずは、コンテンツマーケティングの本質的な目的を改めて考えてみましょう。[/say]
コンテンツマーケティングの目的は、SEOで検索エンジンの表示順位を上げることではありません。
ウェブサイトにアクセス数を集めることも、最終的な目的ではありません。
実現したいのは、優良な見込み顧客を獲得することです。

[box class=”box29″ title=”point”]コンテンツマーケティングでは、ユーザーがコンテンツに何度も触れるうちに期待する行動(資料請求や問い合わせといったアクション)を起こし、初めて効果を発揮したと言えます。
そのためには、ユーザーの疑問に適切に解答し続けることが非常に重要です。[/box]

では、ユーザーの疑問とは何でしょうか。
それは全て、検索キーワードに含まれているのです。
つまり、キーワードを選定することは「ユーザーの疑問を理解し、適切な答えを提示する」ために欠かせないステップなのです。

問い合わせ・資料請求を獲得できるキーワードはこう探す


[say name=”Cocolive 手塚” img=”https://cocolive.co.jp/newsite/wp-content/uploads/2019/03/97b620e0db1335a30d2fb9333aa91329.jpg”]見込み客を引き寄せてアクションを促すには、どんなキーワードを選定すればいいのでしょうか。[/say]
実は、すでに運用しているマーケティング施策や、無料ツールの中にもヒントが隠されているのです。
この段落では、具体的なキーワードの探し方を解説していきます。

リスティング広告の問い合わせキーワードから探す

コンテンツマーケティングを検討されている方の中には、他のマーケティング施策行っているケースも多いかと思います。その場合、すでにキーワードの運用を行っているでしょうから、その実績を参考にするといいでしょう。
コンバージョン率が高いキーワード=そのキーワード経由でサイトにきたユーザーは成約に繋がりやすい」と言えますので、コンバージョン率が優秀なキーワードを中心に探していきましょう
コンバージョン率の目安としては、

  1. ユーザーの目的が分散しやすい「情報収集系」のキーワードであれば1%
  2. ユーザーの目的がはっきりしている「比較検討系」のキーワードによる検索であれば2.5%

であれば、優秀なキーワードと判断していいでしょう。
[memo title=”MEMO”]ただし、この基準に満たない場合でも、すぐに諦める必要はありません。
後述の施策と並行し、継続的にチューニングを行うことで、コンバージョン率の高いキーワードを探し出すことが可能です。[/memo]

サーチコンソールを使って自社サイトへの流入キーワードを探す


Google Seach Consoleには「検索アナリティクス」と「検索クエリ」という、キーワード探しに非常に役に立つツールが含まれています。
この2つのツールを組み合わせると、自社サイトに流入するユーザーが実際に検索していたキーワードが客観的にわかります。
この際、以下の2点を注視するようにしましょう。
[timeline][tl label=’point1′ title=’狙ったキーワードが表示されているか‘]
お客様の流入キーワードとコンテンツの間にズレがある場合、コンバージョン率が低くなってしまう恐れがあります。
どちらかを見直し、修正する必要があるでしょう。
※流入キーワード:お客様が自社サイトに流入した際、実際に検索していたキーワードのこと。[/tl]
[tl label=’point2′ title=’意図していなかったキーワードが表示されていないか‘]
意図しないキーワードが見つかった場合、それは、これまで気付かなかった「お客様のニーズが眠っているキーワード」かもしれません。

例えば、自社の認知度向上を狙ったコンテンツに力を入れているにも関わらず、価格情報などの「比較検討系」キーワードが含まれていた場合。この場合、顧客の購買プロセスは、あなたが想定したよりも進んでいる可能性があります。
価格優位性や市場シェアなどのコンテンツを提供することで、より購買に近いお客様に対してアプローチしましょう。

コンテンツマーケティングでは、お客様の検討状況に合わせた各プロセスで、適切な情報を提供することが重要です。

[/tl][/timeline]

問い合わせが来たお客様に「どういったキーワードで自社を探したか」を聞いてみる

問い合わせをいただいているということは、設定したシナリオに沿って、期待通りにお客様が行動してくれた結果に他なりません。
[box class=”box29″ title=”point”]成功事例は、次の成功事例を生み出します
実際に問い合わせしてくれたお客様のリアルな声は、参考になる可能性が非常に高いのです。[/box]

キーワードのあたりが付けられたら、より詳細のキーワードを洗いだす

ここまでくれば、お客様に興味を持っていただけるキーワードをいくつか見つけられたはずです。
次は、具体的なコンテンツに落とし込んでいくために、より小さなキーワードにブレイクダウンしていきましょう。

キーワードの調査

まずは、Googleキーワードプランナーを使って、選定したキーワードが月にどれくらい検索されているかを調べてみましょう。
検索ボリュームの多いキーワードは、競合相手の多いレッドオーシャンになっていますが、逆に検索ボリュームが少なすぎる場合は、ヒットしてもなかなか流入が見込めません。
B2B業界では、月間の検索ボリューム100〜500程度を目安にキーワードを選定しましょう。

抽出したキーワードの分類

選定したキーワードの検索結果は、ユーザーの検討段階に合わせていくつかのグループに分類しましょう。
検討初期のユーザーが検索するキーワードなのか、購入意欲が非常に高いユーザーが検索するキーワードなのかを知ることで、自ずとキーワードの優先位が決まってきます。

キーワードごと想定読者とコンテンツを考える

最後に、分類したキーワードごとにコンテンツ内容を考えましょう。

  • 情報収集段階のユーザーに向けたコンテンツ
  • 具体的な比較検討を行っているユーザーに向けたコンテンツ

など、想定するユーザーの検討段階によって、最適なコンテンツの在り方は大きく変わってきます

ロングテールキーワードも狙おう

競合争いを避けたい場合は、複数の単語を含む「ロングテールキーワード(スモールワードとも)」を意識しましょう。
比較的小さなセグメントで、質の高いアクセスを獲得することで、自ずとターゲットに狙いの定まったコンテンツを提供することができます。

まとめ

[say name=”Cocolive 手塚” img=”https://cocolive.co.jp/newsite/wp-content/uploads/2019/03/97b620e0db1335a30d2fb9333aa91329.jpg”]いかがでしょうか。キーワード選定の重要性と、その方法がご理解いただけたでしょうか。[/say]
近年では、Googleの検索アルゴリズムも、より情報の質や信頼性を重視する方向へ変化しています。
WEBから流入してくるユーザーの疑問に対し、質の高いコンテンツを提供するためには、「ユーザーが何を知りたがっているか」、「どんな言葉を使って検索しているのか」を知ることが非常に重要なのです。